■田中靖会員(歯科医師・歯科医院経営)
入会のきっかけ
小金井で歯科医をしていた私の父が小金井ロータリークラブの会員だったこともあり、患者さんにもクラブの会員がおりました。私が42歳のとき、懇意にしていた先輩の医師から電話があり、訪問を受けたその場で断ることもできず入会しました(笑)。
それまでは、歯科医師の仲間しかいなかった半面、歯科医師の世界になじめない自分がいて、大学以上の友達はできないと思っていましたが、クラブに入会してみると、皆さんから歓迎されて、新しい人間関係を築くことが出来ました。
小金井ロータリーの仲間の魅力
ロータリーの会員は、皆平等であり、私たちのクラブではお互いに「〇〇さん」と呼び合います。皆さん、公平に接してくれますが、一方で、年長者に対しては、人生の先輩として尊敬しています。皆さん成功している方々なので、しっかりご自身の考え方を持っているし、異業種だからこその違った考え方を示唆してくれて、とても刺激的です。自分が入会した頃は、今よりは少し縦の関係が強いところもありましたが、その分、先輩方は可愛がってくれて、いい意味での先輩・後輩関係を築きながら、楽しく過ごしていましたし、何より、自分の人生が豊かになりました。
ロータリーは「I serve.」を大切にしています。とある先輩は、小金井公園での缶拾いを継続し、それを換金したお金をもとに、子ども向けの紙飛行機大会を開催しました。ロータリークラブの会員は、それぞれ「I serve.」の心を持っていて、その心をつなぐのが「親睦」です。ロータリーの創始者であるポール・ハリスも、仲間が欲しくてロータリーを作りました。そのうち皆が成功し、それを社会に還元しようという流れが生まれ、社会奉仕活動が始まりました。ロータリーの信頼できる仲間とビジネスをして成功することは、良いことと思います。
小金井ロータリーでの奉仕活動の魅力
職業を通して社会に貢献する、自分の業界の中でその模範となるべく仕事をするというのが職業奉仕であり、職業奉仕は、ロータリーの大切な考え方の一つです。奉仕活動をしている一人一人の集まりがロータリーであり、そのスキルを上げていくために、親睦があります。
一人一人が実現したいことを、クラブとして後押しすることもできます。本年度私が発案した「世界ポリオデートレインジャック」プロジェクトも、私の思いを多くのロータリー会員にご理解、ご賛同していただくことで、輪が広がり実現できました。そこに、ロータリーの素晴らしさがあると思います。
小金井ロータリー入会から広がった世界
小金井ロータリークラブのある地区(東京の南側半分とオセアニアなど)には約100のクラブがありますが、誘われるまま地区にどんどん顔を出したことで、人の輪が広がりました。インドに行ってポリオワクチン投与の活動にも参加しました。自分で経験したことで、自分の世界が広がる。自分で現地の空気を感じて、はじめて自分の身になり、そこから出てくる言葉はより人に伝わるということを実感しました。インドの経験を卓話で発表したことで、たくさんの人との繋がりができました。
海外にロータリーバッチつけていくだけでウエルカムです。小金井ロータリークラブには、台湾と韓国に姉妹クラブ・友好クラブがあります。一旅行者では決して経験できない貴重な経験が出来ますし、一緒にプロジェクトをすることも出来ます。震災の時には、数百万円の支援金を送っていただき、当クラブからも同額拠出して福島県、岩手県の復興事業をしてきました。
入会候補者へのメッセージ
クラブへ入会して、色々な奉仕活動を一生懸命やればやるほど自分の人生が豊かになります。又、皆で何かをやり遂げるという喜びを得ることができます。